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『シリーズ記述文法1 南琉球宮古語伊良部島方言』(下地理則著、くろしお出版)が刊行されました(2018年4月)

投稿日:2018.03.08

下地理則氏(九州大学)による宮古語の記述文法書『シリーズ記述文法1 南琉球宮古語伊良部島方言』(くろしお出版、2018年)が刊行されます。

下地氏は、本プロジェクト(LingDy3)の前身となるLingDyプロジェクトの特任研究員として2008年~2009年に在籍し、LingDyの活動の一環として若手研究者を集めた琉球諸語の共同研究を責任者として組織・牽引してきました。直近では、やはりAA研・LingDy3の共同利用・共同研究課題「通言語的・類型論的観点からみた琉球諸語のケースマーキング」(2015~2017年度)の研究代表者として、さらに同 「参照文法書研究」(2016~2017年度)ほか、さまざまな共同研究課題のメンバーとしてLingDy3の活動と深く関わってきました。

今回、AA研LingDy3プロジェクトが中心となり、記述文法書をシリーズとして出版することが企画され、くろしお出版から『シリーズ記述文法』として刊行されることになりました。下地氏のこの文法書がそのシリーズ第1号となります。
本シリーズの文法書は、執筆者みずからが現地調査に赴き、そこで得た一次資料をもとに研究し明らかにした文法体系をまとめた、いわゆる少数言語の記述文法書です。本シリーズの特徴は、これまでに十分には調査研究されてこなかった言語(方言)を対象としていること、対象言語の文法全体(音韻論を含む)を記述していること、信頼できる内容であり、専門性を高く保ちつつも、当該言語の専門家でない方にも理解できる記述となっていることです。

書籍の詳細についてはくろしお出版ウェブサイトをご覧ください。

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