プロジェクトについて
期間:2013~2015年度
従来の言語研究においては、文法は実際の言語使用から独立した自己完結した体系をなすという前提のもと文法の分析・理論化がなされてきた。しかし、近年の研究の中で、言語使用が文法知識に影響を与えることがさまざまな角度から論証されるようになり、言語システムと言語使用を切り離すことの正当性が強く問われている。
本共同利用・共同研究課題では、局所的「例外」パターン、個人間・文脈間でのパターンのユレ、文法構造から説明できないパターン、歴史的変化に見られるパターンなど従来の文法研究で扱いにくい、実際の言語使用や変化に見られる規則性・パターンをも言語の動的な本質の一部として統合的に捉えることが出来る新たな言語記述・研究枠組みの構築を目指す。
研究代表者 中山俊秀(AA研)
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