プロジェクトについて
期間:2020–2022年度
前身となる2つの共同利用・共同研究課題では、青海チベットの牧畜民が家畜との間で作り上げてきた伝統文化の基礎的な体系を明らかにした。これを踏まえ、本研究では、家畜から得られる乳・毛・皮・肉・糞の5大資源の他、家畜管理、家畜儀礼に焦点をしぼり、語彙収集の対象をチベット・ヒマラヤの牧畜地域に拡大する。体系的認識にもとづく民俗語彙を地図化することにより、文化の地域間比較を可能とし、文化伝播の体系的な検討や隣接地域からの影響関係をも探ることができる牧畜文化論のモデルを構築する。
研究代表者 海老原志穂(AA研フェロー)
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