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『シリーズ記述文法2 パラウク・ワ語』(山田敦士著、くろしお出版)が刊行されました(2020年4月)

投稿日:2020.03.19

山田敦士氏(日本医療大学)によるパラウク・ワ語の記述文法書『シリーズ記述文法2 パラウク・ワ語』(くろしお出版、2020年)が4月に刊行されました。

山田氏は学生時代から中国雲南省をおもなフィールドとし、パラウク・ワ語の記述的研究を行ってきました。さらにAA研共同利用・共同研究課題「中国雲南におけるテクスト研究の新展開」代表や、共同利用・共同研究課題「東南アジア大陸部地域語彙の類型論的研究」への参画などを通じて、東南アジア諸言語研究をリードしている研究者の一人です。

今回、AA研LingDy3プロジェクトが中心となってくろしお出版から刊行している『シリーズ記述文法』の第2号として、パラウク・ワ語の記述文法書を執筆されました。

本シリーズの文法書は、執筆者みずからが現地調査に赴き、そこで得た一次資料をもとに研究し明らかにした文法体系をまとめた、いわゆる少数言語の記述文法書です。本シリーズの特徴は、これまでに十分には調査研究されてこなかった言語(方言)を対象としていること、対象言語の文法全体(音韻論を含む)を記述していること、信頼できる内容であり、専門性を高く保ちつつも、当該言語の専門家でない方にも理解できる記述となっていることです。シリーズ第1号の『南琉球宮古語伊良部島方言』(下地理則氏、2018年)はその高い学術的価値が評価され、第47回金田一京助博士記念賞が授与されました。

書籍の詳細についてはくろしお出版ウェブサイトをご覧ください。

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