2024年2月16日から29日に、ヒューマントラストシネマ有楽町にて、2023年5月8日に急逝したペマ・ツェテン監督を追悼してチベット映画の特集上映が実施されました。
ペマ・ツェテン監督はチベット本土における映画監督の第一世代として20年間にわたって精力的に活動し、チベット本土に映画界を築くという極めて重要な役割を果たしました。すぐれた小説家としても知られ、日本でも『ティメー・クンデンを探して』(星泉・大川謙作訳、勉誠出版)および『風船 ペマ・ツェテン作品集』(大川謙作訳、春陽堂書店)の2冊が刊行されています。日本でチベットの文学や映画の紹介活動が2010年代に急速に進んだ陰には、ペマ・ツェテン監督の存在がありました。ペマ・ツェテン監督とゆかりのある東京フィルメックスとともに、監督のこれまでの活動に敬意と感謝を込めて、この特集上映を企画しました。多くの方にご覧いただければ幸いです。
特典として、作品を1回ご覧になるごとに、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所で制作した冊子『チベット文学と映画制作の現在 SERNYA』のバックナンバー(全8冊)を1冊差し上げます。冊子の内容についてはこちらをご覧下さい。
詳しくは、こちらをご覧ください。
東京外国語大学公式サイトに、本上映会の記事が掲載されています。こちらをご覧ください。
(2024年1月30日 記事公開)
(2024年4月2日 記事更新)
(2024年5月14日 記事更新)