活動Activities
開催日:2016.11.19[土]- 11.23[水]
フィールド言語学カフェ・特別編「アジア地域の言語と文化」
*本イベントは終了しました。
東京外国語大学は(おそらく国内では最多となる)約30の専攻語を学ぶことができる大学であり、外語祭は学生が日頃の学習成果としてその専攻語と専攻地域の文化を紹介する場として長年親しまれています。しかしながら、世界には5,000~8,000という数の言語あるといわれていることを考えると、30という数字はそのうちのほんの一部でしかありません。また、学生の学習成果が語劇や料理店といった場で披露される一方で、世界各地をフィールドとする教員の研究成果を目にする機会はあまりありません。
そこで、このフィールド言語学カフェ特別編「アジア地域の言語と文化」では、外語祭がこれまで扱ってきた専攻語の枠を超えて、アジア地域における、日常生活で接することの「より」少ない言語を対象とした言語学的研究に従事している研究者たちが、いま取り組んでいる研究の目的や成果についてトーク&ポスター展示を通してわかりやすく紹介します。アジアの言語の多様性・言語研究のおもしろさの一端を感じ取っていただければ幸いです。
期間
2016年11月19日(土)–23日(水・祝)
場所
アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)3階 306室
ポスターセッション
「少数言語研究の最前線」
11月19日(土)–23日(水・祝)10:00–17:00
研究者が各地で収集してきた物品&写真もお楽しみください!
トークセッション
「※」印のトークは英語で行われるやや専門的なトークです。
それ以外は一般向けのトーク内容となっておりますので、どうぞお気軽にお越しください!
11月19日(土)トークセッションⅠ
11:00~11:45
塩原 朝子(AA研所員)
「インドネシアのことわざと比喩」
13:00–13:40
吉村 大樹(トルコ アンカラ大学講師)
「アゼルバイジャン語の疑問文への疑問」
15:00–15:40
山越 康裕(AA研所員)
「中国東北部でモンゴル諸語を記録する」
11月20日(日)トークセッションⅡ
11:00–11:45
※Julie Lefort(マハトマ・ガンジー・インスティテュート講師)
“Language contact in Northern China: an overview of the Dongxiang language”
14:00–14:40
児倉 徳和(AA研所員)
「ことばを手がかりにシベ人の思考を探る」
15:00–15:40
岡田 一祐(AA研特任研究員)
「『和翰名苑』平仮名字体データベースと江戸・明治教科書字体コーパスの設計」
11月22日(火) トークセッションⅢ / 第6回リンディフォーラム
10:30–11:45
※I Wayan Arka(オーストラリア国立大学准教授)
“Clausal complexity and syntactic gradience: evidence from Ballinese SVCs”
11月23日(水・祝)トークセッションⅣ
13:30–
星 泉(AA研所員)
「チベット・アムド地方の牧畜民の暮らしの「今」を映像で記録する」(映像上映つきトーク)