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DDDLingフォーラム:ベトナム語文法研究の最前線/第5回ベトナム語研究会

投稿日:2024.06.29

*参加には、お申し込みが必要です。2024年7月24日(水)正午までに、こちらのお申し込みフォームよりお申し込みください(応募状況によっては早期満了とさせて頂く場合があります)。Zoomの招待メールは7月25日(木)午後に参加者にお送りいたします。もし7月25日(木)中に届かなかった場合は、7月26日(金)に安達真弓 (adachi[at]aa.tufs.ac.jp) までご連絡ください([at]を@に変えて送信してください)。

日時

2024年7月27日(土)10:30–11:30

開催形態・場所

Zoomによるオンライン開催

プログラム

10:30–11:00
Dinh Thi Kim Cuong(筑波大学大学院)
「ベトナム語における非限定的名詞修飾の機能について」

本発表ではベトナム語における、非限定的名詞修飾の構造、働きを考察する。まず、修飾節(句)を用いた限定的名詞修飾と非限定的名詞修飾の用法を概観したうえで、非限定的名詞修飾が照応的名詞と関係詞とのセットが構造上の基本となることを示す。また、益岡(1995)などを参照しながら、ベトナム語が主名詞、主節に対しておこなう情報付加の働き(のタイプ)がいくつかの種類に分けられ、日本語における非名詞修飾節の働きとは共通の部分と異なる部分があることについて、具体的な例文を観察しながら述べる。

11:00–11:30
鷲澤拓也(神田外語大学)
「20世紀前半ベトナム語における文法化過程上のsựとbịの用法分析と現代話者の感覚」

ベトナム語で、過去2世紀間に文法化されたと考えられる語のうち、名詞化を表すsự と、受身を表すbịは20世紀前半においても文法化の過程にあったことが、文学作品の分析により分かり、そこでは、sự に現代ベトナム語のviệcのように動詞句全体の名詞化用法があったり、「bị+名詞+動詞」の構文での名詞が動作主でない場合があったりと、現代語の規則に当てはまらない用例も見られる。これらの用法が現代の母語話者にとっても不自然に感じられるということも、アンケート調査により明らかになった。

司会

安達真弓(AA研所員)

使用言語

日本語

参加費

無料

事前申込

参加には、お申し込みが必要です。2024年7月24日(水)正午までに、こちらのお申し込みフォームよりお申し込みください(応募状況によっては早期満了とさせて頂く場合があります)。Zoomの招待メールは7月25日(木)午後に参加者にお送りいたします。もし7月25日(木)中に届かなかった場合は、7月26日(金)に安達真弓 (adachi[at]aa.tufs.ac.jp) までご連絡ください([at]を@に変えて送信してください)。

主催

  • 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 基幹研究「アジア・アフリカの言語動態の記述と記録:アジア・アフリカに生きる人々の言語・文化への深い理解を目指して」(DDDLing)

問い合わせ先

E-mail: 安達真弓 adachi[at]aa.tufs.ac.jp(※[at]を@に変えて送信してください。)

 

(2024年6月29日 記事公開)

 

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