危機言語および少数言語の記録・保存(ドキュメンテーション・アーカイビング)に焦点をあてた約1週間の短期集中ワークショップです。言語ドキュメンテーションに関する教育を行う団体EL trainingからこの分野を代表する研究者を講師に迎え、AA研スタッフと共に言語ドキュメンテーションの理論と実践をレクチャーします。
※これまでに開催したDocLingの詳細は過去のDocLingをご覧ください。
期間
2016年2月8日(月)–13日(土)
場所
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)(アクセス情報)
講師
- Peter K. Austin (SOAS, University of London; Visiting Research Professor, University of Hong Kong)
- David Nathan (Centre for Australian Languages and Linguistics, Batchelor Institute of Indigenous Tertiary Education)
- Anthony Jukes (AA研共同研究員、AA研外国人研究員)
- Sonja Riesberg (the University of Cologne; AA研共同研究員)
- John Bowden(AA研共同研究員、AA研外国人研究員)
- ほか
DocLing講師の紹介はこちらをご覧ください。
母語話者コンサルタント
- Dominikus Tauk [ヘロン語話者(インドネシア)]
- Hesti Widyawati Wieringa [ジャワ語話者(インドネシア)]
- Yanti [マレー語ジャンビ方言話者(インドネシア)]
- ( Zhargal Badagarov [ブリヤート語話者(ロシア連邦、ブリヤート共和国)] )
参加費
受講料無料
*別途教科書を購入していただく場合があります。
*茶菓代として500円いただきます。
応募方法
募集要項.pdfをご覧の上、オンラインフォームからご応募ください。
プログラム(2016年2月8日現在)
DocLing講師の紹介
Peter K. Austin氏
Märit Rausing Chair in Field Linguistics, SOAS, University of London
Visiting Research Professor, University of Hong Kong
PhD (Australian National University)
オーストラリア原住民諸語(特にディヤリ(Diyari)語)の記述研究で国際的に広く知られ、最近は東インドネシアのササク(Sasak)語とスンバワ(Samawa)語(オーストロネシア語族)の調査・研究も行っている。2002 年以降、言語ドキュメンテーションおよび言語復興の方法論の確立、形態統語論を中心とした言語類型論、語彙機能文法に関する研究・教育活動を熱心に行っている。
David Nathan氏
Co-ordinator, Centre for Australian Languages and Linguistics
Batchelor Institute of Indigenous Tertiary Education
Northern Territory, Australia
MA (University of Sussex)
20年以上にわたり先住民言語・危機言語の記述・記録・教育・出版のためのデジタルプラットフォームおよびアプリケーションソフトを開発するとともに、情報処理・言語学・認知科学・言語ドキュメンテーション教育に従事。オープンソースによる電子出版のイニシアティブである『EL Publishing』の創刊編集者であり、『Australia’s Indigenous Languages』はじめアーカイビング・言語ドキュメンテーション・音声・マルチメディア教材等に関する書籍・論文を出版している。またロンドン大学SOASの危機言語アーカイブ開発を主導し、多くの危機言語に関するマルチメディア・オンライン教材やウェブサイト作成に携わってきた。 おもな著作として、オーストラリア原住民諸語の一つ、カミラロイ(Gamilaraay)語の辞書(Peter K. Austinとの共著)がある。これは世界初のオンライン辞書である。
Anthony Jukes氏
AA研共同研究員、AA研外国人研究員
PhD (the University of Melbourne)
主としてスラウェシ(インドネシア)の言語の記述研究を行っている。南スラウェシのマカッサル語の形態統語論に関する博士論文を執筆した後、SOASのグラントを受け、危機言語Toratán語(北スラウェシ、サンギリック)のdocumentationプロジェクトを遂行した(2005-2007)。危機言語のdocumentation全般、とりわけ、ELANを活用した音声・画像データの加工方法について、経験に基づく豊富な知識を持っている。
Sonja Riesberg氏
Research fellow, the University of Cologne
AA研共同研究員
PhD (the University of Münster)
2011年に西部オーストロネシア諸語における態についての研究で博士号を取得。世界の危機言語のドキュメンテーションを進めるDoBeSプロジェクトでインドネシア・スラウェシ島のToli-Toli(Totoli)語を調査を続けているほか、最近はパプア諸語のフィールドワークにも取り組んでいる。2012年以降、パプア国立大学で開催される言語ドキュメンテーションについてのワークショップの講師を務めている。
John Bowden氏
AA研共同研究員、AA研外国人研究員
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