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DDDLing

DDDLingフォーラム

投稿日:2023.04.18

*本イベントは終了しました。

日時

2023年4月25日(月)16:00–17:00

開催形態・場所

東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所3階303号室/Zoomによるオンライン開催
(対面とZoomによるハイブリッド開催)

プログラム

16:00–17:00
Timothy Brickell(日本学術振興会外国人特別研究員)
“Bound pronouns and constituent order in the Minahasan languages: the significance for western Austronesian typology”

Symmetrical-voice alternationsを示す西部オーストロネシア諸語は、しばしば「フィリピン型」と「インドネシア型」のいずれかに分類される。この2つのカテゴリーを区別するために、地理的な基準や様々な形態統語的な基準が用いられている。にもかかわらず、この二元的な区別は、これらの言語間のバリエーションを説明するのに不十分な場合があることが指摘されている。本研究では、インドネシア・北スラウェシ島のミナハサン小集団に属する4つの言語について、形態統語論のいくつかの側面を検討することで、この類型論的問題のさらなる根拠を示す。
これらの言語では、付属代名詞の体系と節構成要素の順序において、程度の差こそあれ、いずれの下位分類にも属さない特徴を示している。さらに、これらの特徴の発達を説明するために、これまで説明されてきた移行過程は当てはまらないことが明らかになっている。その代わりに、様々な言語内部の変化は、様々なレベルの構造で発生する、十分に証明された、時には相反する複数の言語横断的な選好の結果として最も適切に説明される。このことは、形態統語的アラインメントや文法関係の配置といった他の構造的検討とは無関係に、これらの自然言語的傾向がより広範に関連することをさらに説明するものである。

 

 

司会

塩原朝子(AA研)

使用言語

英語

参加費

無料

事前申込

オンラインでの参加には、申し込みが必要です。こちらのフォームよりご登録ください。登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。(対面で参加される方は、登録の必要はありません。)

主催

  • 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 基幹研究「アジア・アフリカの言語動態の記述と記録:アジア・アフリカに生きる人々の言語・文化への深い理解を目指して」(DDDLing)

問い合わせ先

塩原朝子(AA研所員)
E-mail: asako[at]tufs.ac.jp(※[at]を@に変えて送信してください。)

 

(2023年4月18日 記事公開)
(2023年5月8日 記事更新)

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