お知らせNews

DDDLing

チベット高原万華鏡

投稿日:2023.04.04

チベット・ヒマラヤ生業文化資源地図化プロジェクト(星泉、岩田啓介、海老原志穂、平田昌弘、別所裕介、山口哲由)

https://thcamp.aa-ken.jp/

「チベット高原万華鏡」は、フィールド調査の記録や文献資料に記録された牧畜や農耕といった生業にかかわる情報を共有し、チベット高原の地図にプロットする仕組みです。民族誌や旅行記、史資料など、バラバラに存在していたデータを地理空間情報と結びつけて可視化することで、新たな研究を生みだすことを目指しています。

情報資源利用研究センターウェブサイトのトピックス記事でも取り上げられていますので、以下に転載します。


2022年度にスタートしたこのIRCプロジェクトでは、チベット・ヒマラヤの牧畜や農耕にまつわる情報の収集を進め、研究成果とし2023年3月にオンラインリソース「チベット高原万華鏡」を公開しました。

このリソースは、チベット高原の地図上に、各地点の牧畜・農耕に関する情報がプロットされたものです。情報ソースには過去のフィールド調査の記録、旅行記、滞在記、地誌、辞書、歴史史料、文学作品など多種多様なものが含まれています。こうした情報は、さまざまな媒体、さまざまな言語で記録されてきたためアクセスしにくい状態でした。そうした散在する情報を地図上の各地点と対応づける形で集約し、広く共有することがこのリソースの目的です。

英語やチベット語、漢語の文章は日本語に翻訳しました。訳文とあわせて原文も表示されます。「毛・皮」「糞」「乳」「屠畜・解体」「食肉加工」「食文化」の各カテゴリーを選択して表示する情報を絞り込むこともできます。また、キーワード検索にも対応しています。

(文責:星泉・安達真弓)

(2023年4月4日 記事公開)
(2024年4月23日 記事更新)

印刷

PAGE
TOP