活動Activities

開催日:2021.10.19[火]

研究会・シンポジウム / リンディフォーラム
終了

【当日の動画を公開しました!】リンディフォーラム:ウェビナーシリーズ (17)

投稿日:2021.09.27

*本イベントは終了しました。

※当プロジェクトが企画するイベントにおいて、とりわけ不特定多数の参加者に開かれた場においては、当プロジェクトのメンバー以外の参加者によって当プロジェクトの「人種的偏見に関するポリシー」に反する観念・見解が表明される可能性もありますが、それは発言者個人の見解であり、当プロジェクトのものではありません。当プロジェクトの「人種的偏見に関するポリシー」については、こちらをご覧ください。(2021年11月16日追記)

日時

2021年10月19日(火)12:00–12:40

開催形態・場所

zoomによるオンライン開催

プログラム

12:00–12:40
品川大輔(AA研所員)
「バントゥ諸語のpost-nasal trilling」 & 質疑応答

タンザニア・キリマンジャロ山の麓で話されるロンボ語(ニジェール・コンゴ語族、バントゥ系)には、言語音としては通言語的にかなり稀と言ってよい(cf. Maddieson 1989)両唇ふるえ音が観察される。アフリカに限って言えば、直線距離で3,000km以上離れたカメルーンのグラスフィールズ諸語(ニジェール・コンゴ語族、バントイド系)のいくつかにその存在が確認されるという報告があるのみで、バントゥ諸語内部における実態は、これまでほとんど明らかになっていなかった(ただし、同じくカメルーン北部、バントゥ語の祖地の近くで話されるバサア語にこの音声が観察されることが、湯川(2013)に短く言及されている)。ところが、本年度から開始したベルギー・ゲント大学との共同研究プロジェクトにおいて、DRC西部で話されるバントゥ系のコンゴ語クラスター(Kikongo language cluster)と呼ばれる言語群など、飛び地的に分布するいくつかの言語(群)においても同様の現象が観察されることが明らかになった。これを受けて、バントゥ諸語に見られる両唇ふるえ音を含む鼻音後環境のふるえ音(post-nasal trilling)に関する共同研究を立ち上げることとなった。このトークでは、現在までに確認されているpost-nasal trillingおよびそれに関連する現象を紹介し、バントゥ諸語におけるその多様性の一端を明らかにする。

当日のトーク動画(約28分)

※著作権上の配慮から、一部音声を消去しています。

使用言語

日本語

参加費

無料

事前申込

参加には、お申し込みが必要です。下記お申し込みフォームよりお申し込みください。

共催

  • 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 基幹研究「多言語・多文化共生に向けた循環型の言語研究体制の構築 (LingDy3)」
  • 日本学術振興会二国間交流事業「バントゥ諸語の過去と現在:ミクロ類型論、歴史比較言語学、辞書学の統合による新展開」
  • 東京アフリカ言語学研究会

お申し込み

招待メールを送る必要があるため、 10月18日(月)正午までに、下記お申し込みフォームよりお申し込みください(ただし、定員に達し次第締め切ります)。
招待メールは開始1時間前までに参加者にお送りいたします。

印刷

PAGE
TOP